ひとつひとつの出来事の意味を問うてしまう
自問自答
ひとつひとつの出来事の意味を問うてしまう
ほんとうはすべて偶然で
そこに意味なんて何もないのかもしれないのに
そんな急に落ちてきた憂鬱をも孕みながらも
その意味を問う過程での思索は、とても私を楽しませてくれる
幾重にもなった感情の薄皮を丁寧にピンセットで剥がしてゆくと
悲しみの向こうには、想いが
憤りの向こうには、からっぽなプライドが
終止符の向こうには、行き着きたい場所が
いつも 佇んでいる
何度同じ問いに翻弄されても
何度同じ答えに涙をながしても
それらはいつも瑞々しい
ほんとうはすべて偶然で
必然とはロマンなのかもしれない
生きる意味なんて本当はなく
ただ在るだけなのかもしれない
誰に笑われても
ロマンという紗幕で世界を包み
それを
見つめていたいと、今夜も願った
